2009年9月26日〜28日
9月26日 12:30立山着、12:50ケーブルカー、14:10室堂〜14:50雷鳥沢テン場〜16:45剱御前小舎〜17:30剱澤小屋 本日に備えて、山小屋の人に、詳しく雪渓の状況を確認しておきました。 室堂の掲示板にも、剱沢の雪渓に対しては、6本以上のアイゼンを付けるようになど、注意があったので、ちょっと気になっております。僕の軽アイゼンは6本ですが、オヤジは4本でしたので。 朝、うす曇りです。剱の山頂は雲に覆われて、残念ながら見えません。 本日は、とりあえず仙人池を目指して、剱澤を下っていきます。 山小屋の方の情報では、雪渓の崩壊は進んでいて、平蔵谷〜長次郎谷出合以外は雪渓に絶対入らないように。夏道を行くように言われました。 沢から見える景色はすっかり紅葉した山々でした(´∀` ) 剱沢の雪渓ですが、早々と雪渓に入ったパーティは歩きにくそうで、我々をずいぶん先行していたにもかかわらず、夏道を行く我々に追いつかれていました。 沢を下るにつれて、徐々に天気も良くなってきました。鮮やかな紅葉が目の前いっぱいに広がります(´∀` ) 平蔵谷出合です。大きな岩が目印です。谷の雪渓も崩壊が進んでいました。 長次郎谷から対岸の夏道にたどり着いたところです。今年が旬の「点の記ルート」も崩壊していて通行不能です。 出合も結構クレバスが発達してて、慎重に歩きました。 この雪渓が、全部崩れたら、夏道の渡渉ってどうなるんでしょ? 長次郎谷から下はボロボロでした。夏道をとぼとぼ歩いていきます。 二股を過ぎて、仙人池までの急登を登っていきます。途中のベンチがあるところで小休止。主峰は見えないですが、針の山と恐れられた山容がどんどん近付いてきます。低い位置はまだブナが青いところもありますが、上部は紅葉が真っ盛りです。三ノ窓雪渓は崩壊は平蔵や長次郎より進んでいない感じでした。 仙人池に行く前に、仙人峠に立ち寄って、正面に剱岳を見ます。何とも言えない迫力と、紅葉の美しさに、感動します。 池の平も含めて、紅葉が盛りでした。絵にかいたような景色が目の前に広がってました。 さて、まだ時間に余裕があることと、雨雲の進行が早まり、明日以降天候がくずれるとのことですので、できるだけ先に進むことにしました。 仙人池ヒュッテは紅葉の絨毯の中にたたずんでいました。ちょっとも陰りがちなのが、残念ですが、後立山連峰も見渡しながら進みます。 仙人池に到着したときには、残念ながら剱山頂に雲がかかってきていました。仙人峠の景色を感動しすぎて、定番の景色を先っちょまで見ることができませんでした(´・ω・`) ただ、それ以上に仙人峠の景色は感動的だったので、ここは撮影スポットに訪れたというだけで、ここは満足です。 おやじは膝を痛めていて、平地や登りより、下りはゆっくり下りていきます。 仙人谷にも時々雪塊が。沢沿いの道ですので、崩壊箇所があったり、足元が切れ落ちている緊張感ある道が続いていきます。 結構時間かけて、仙人温泉に到着です。この石のメッセージを見たときは、本当にありがたいです(´∀` ) ゆっくり大自然の中の温泉に浸かった後は贅沢にビールで水分補給です(´∀` ) この温泉はとっても気持ちよくて、本当に癒されます。囲いのある、女性専用のお風呂もありました。 今夜は我々と1人のみで、小屋の主人と楽しくおしゃべりしました。 夕食もとてもよくって、大満足です! ↑なんでも、冬にクマが小屋に忍び込んで冬眠していたとか。その時の熊の爪痕が残ったふすまを保存していました。 そのほか、事前予約&時価で赤マムシのお造りとかあり、クリーニング中のマムシも見せてもらいました。 山小屋の運営などいろいろなお話が聞けてとても楽しかったです。(´∀` ) |