2009年9月26日〜28日
9月26日 12:30立山着、12:50ケーブルカー、14:10室堂〜14:50雷鳥沢テン場〜16:45剱御前小舎〜17:30剱澤小屋 本日は、できれば欅平まで行って、下山したいと思っています。 天候は雨は降っていないものの、すっきりしない空模様でした。 出発前に、すぐ近くのヒカリゴケを見に行きました。 岩屋の奥にある仏像はたいそう古いものだそうで、この周辺ではない石で作成されていて、このような石仏をこんなところまで運びこんだ信仰の深さは本当にすごいと思います。 出発の時に小屋の前でパチリ。今日は可能ならば欅平まで目指します。 リミットは17:25のトロッコ最終便ですが、阿曽原温泉の到着時間とオヤジの足の様子で判断しようと思いつつ出発です。 新しくなった雲切新道を降りて行きます。その前に、いったん沢を渡って、対岸の尾根に向かいます。 ちょっと足を延ばして、仙人温泉の源泉をのぞき見てきます。ところどころガスが噴出して、湧き立つ熱湯がたまっています。特にこれといって見るものもなくさっさと降ります。 対岸から仙人温泉小屋を見ます。 この温泉はまさに秘湯って感じで、とっても良かったです。 ちょうど尾根のピーク付近から、小屋を振り返れる最後の場所です。 「小屋のぞき」という粋な看板がありました。(´∀` ) さて、ここからずーっと急斜面を下っていきます。雲切新道はロープは梯子がたくさんあって、膝が痛いオヤジには、大いに助かりました。ただ、膝の調子も悪く、かなり弱っていたので、今日の行程も不安です。 仙人谷ダム近くの連続梯子です。つるっと滑れば下まで。 ようやく仙人谷ダムに到着。登山道が施設内にあるんですね。びっくりでした。 施設内を進みます。職員さんとかとすれ違ったり、なんか突然異質な空間に入り込んだ感じです。 構内を走る鉄道の線路。 さて、仙人谷ダムからはまた若干登って、下る必要があります。 おやじは、「また登るんか!」と愚痴ってましたが、仕方ないですね。。 さて、阿曽原温泉小屋には10:45に到着しました。欅平タイムリミットまで7時間近くあります。 雨もさほど激しくなる気配はなく、欅平を目指します。 阿曽原温泉からはもう一度登り返して水平道に出ます。登るということはその分下りもあるということで、おやじはまたブツブツと。膝が痛いから気持ちはわからんでもないですが。 オリオ谷の滝を越えていきます。 砂防ダム内のトンネルを越えます。このトンネル、水が入ってきたら、泳ぐ必要がありそうで。いけない場合は阿曽原へ退却って感じ。 先人達が切り開いた水平道は本当にすごいところによく作ったと驚きます。関電が毎年登山道を整備することを義務付けられているため、維持できているとのことですが、事故はときどきあるようです。ただ、事故があった場合、数百メートル下に落ちるわけで、救出も困難であり、「黒部では怪我しない」とのことです。(゜Д゜;) 木道もしっかりしているんですけどね。 おやじがときどき躓きながらも、ズカズカ歩いている姿は、妙に緊張感をあおってくれます。 比較的木々が茂っているため、足元の高度感はさほど感じずに大半進むことができます。 普通の登山道のようなところもあり、基本水平で歩きやすいですが、油断は禁物です。 水平に設置された道路なので、沢をぐるっと回って、先ほど通ってきたところが正面に見えます。 水平道が終わって、今度は下りが始まります。通常はさほどかからないのですが、膝痛がひどくなったおやじにはちょっと大変でした。標準タイムよりも下りは3倍以上かかります。 17:20という、11時間半の行動時間のゴールは5分前集合で完了しました。 今回は、親父の足の調子もあり、標準コースタイムからは遅くなりましたが、怪我がなく、無事に下山できてよかったです。 水平道に入ってからも、雨はときどきしか降らず、下りもぬかるんだところも程んどなかったため、ぎりぎりではありましたが間に合いました。 なかなか、おやじと山に行く機会などありませんし、たわいもない言い合いしながらの山行でしたが、天候にも恵まれて、本当に良い思い出になりました。(´∀` )次はどこ行こうかね。 |