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2008年5月3日〜5日 快晴!

アルパインクライミング
奥穂高岳 南稜C 【下山編】+前穂

同行者:Km氏

無事登頂しましたので、山頂の雰囲気を楽しみながら小休止のあと下山に向かいます。

奥明神沢か登山道から降りるか状況見て決めることにしてます。
この陽気のため、かなり雪解けも進んでおり、先に進みます。

せっかくなので、前穂高にもよっていくことにしておりますが、思った以上に吊尾根が手ごわい・・・

シュルントにも気をつけながら、急斜面の吊尾根をトラバースします。
雪も緩んでおり、足がとられやすくなかなか進みづらい状況です。

途中、2箇所ほど、手がかりの少ないトラバースがあったり、5mほどの垂直に近い雪壁を登りました。

もう、このころは景色を楽しむ余裕は・・・

前穂高までの吊尾根は古いトレースはあるものの、トレースを新たに刻んでいくため、歩きにくい状況が続きます。

しかも、かなり急斜面のトラバースが続くため、慎重に進みます。

途中から見た涸沢です。くっつけてパノラマにしてみました(´∀` )

アップにすると、テントと人がうじゃうじゃいます(・∀・;)

いよいよ前穂高が近づいてきました。(・∀・ )

近くには見えるのですが。。。

なかなかたどりつかず。。。

あと一息です!前回のときはガスガスと時間の都合で寄れませんでしたが、今回は登頂します!

山頂到着です!奥穂からの吊尾根の急峻さと登ってきた南稜もくっきり見渡せます(´∀` )

奥穂高から前穂高まで2時間30分はかかりました。雪がゆるいのもあり予想以上に苦労しました。

下りはトレースをたどりながら、奥明神沢の方に進みます。前方に明神岳主峰とU峰が見えます。
天気はずーっと快晴なので、左右に霞沢岳、焼岳、中央に乗鞍岳、一番奥は御岳山まで見えましたよ(´∀` )

奥明神沢のコルの手前にある岩稜を乗り越えて進みます。

眼前に明神岳が見えます。この角度だと槍が二つ並んでいるような急峻な山容に見えますね。

アクシデントで下山に時間がかかってしまい、雪が緩んできたのか、周りから雪崩れの音もかなり聞こえてました。

大きな雪崩も目の前の沢で発生しており、慎重に周りを見ながら下りていきます。

奥明神沢から一気に岳沢まで下ります。沢の上部はかなり急斜面で、尻セードには少し怖かったですが、
途中から全開バリバリで滑り降ります。

とても暖かかったので、上部では雪崩の心配もしましたが、無事下山できました。

テン場に戻る途中、雪渓の下から水の流れが顔を覗かせていたため、今晩の水をたくさん確保できました。

雪溶かす手間が省けてよかったっす(・∀・)

この日は、明日の下山に向けて、少しあまり気味の食料、酒を平らげなければならない使命をおびて、
登攀のテン泊とは思えないような豪華な食事をして、 21時頃に寝ました(・∀・ )

翌朝、4時頃目が覚め、明るくなるまでモジモジしてました。周りのパーティは登攀の準備やら出発する音が聞こえます。
なぜ明るくなるまでモジモジしていたかというと、どうやらヘッドライト落としたようです。。。(´・ω・`)

テントから出ると、いくつかのパーティが山に向かってましたが、1時間ほどすると皆下山を始めてました。
雪が緩んでいたのと、天候が思わしくないため撤退したのでしょうか。
我々も当初は引き続きコブ尾根登攀の予定でしたが、諸般の事情により下山しました。

雪の状態と天候もガスっていて、時折小雨が降ってました。

帰り、曇りにも関わらず、非常にあたたかかったため、汗だくの中、上高地に到着しました。
朝とはいえ、すでに観光客で賑わいを見せてましたが、生憎の空模様です。

今回は北アルプスのクラシックルートを満喫できて満足でした。
途中色々ありましたが、またアルプスに足を伸ばして楽しみたいです。

天気にも恵まれ、ものすごい日焼けのおかげで、翌週は顔の皮がガビガビになって、
しばらくマスクが手放せませんでした(・∀・;)

( ・∀・)つ@入山編
( ・∀・)つA登攀前編
( ・∀・)つB登攀後編

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