2008年11月23日(土)
晴れ/くもり
本日は勤労感謝の日! 法律で決まっているとおり、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」日です! ということで、会の先輩と互いに何かを感謝しあうために雪彦山に登って来ました(´∀` ) ※当初は小豆島拇岳の予定でしたが、翌日の天気のこともあり、日帰りセッピコです。
今回は、三峰東稜から不行岳南東壁弓状クラック右ルートを行く予定です。 地蔵東稜基部手前から不行沢を渡って取り付きに向かいます。 三峰前傾ハングです。人工のトレーニングによく使われているようです。かぶりすぎ(゜Д゜;) 本日の三峰東稜は地蔵岳東稜と同じく初級向けのルートということで、全部リードさせて もらうことになりました。(・∀・ )ガンバルゾー 地蔵東稜くらいならリードできるし(・∀・ )ラクショーダローと思いつつ取り付きます。
1ピッチ目、出だし核心とあり、ピッチグレードIV+ということでしたが 最初の核心となる小さなハングでモジモジしまくり、あっという間にパンプ。。(´・ω・`)・・。 軽やかにA0とは行かず、ジタバタしながら何とか越え、しかもハングを超えた直後に現れた目の前の リングボルトに導かれノーマルから外れて右上してしまい、予定に無い第二の核心を越える羽目に。。 もう、思考回路停止&身体能力出力20%以下(1ピッチ目ですが・・)となっており、 くもの巣にかかった虫のように、さっきの核心以上にジタバタしまくりです。 汗か涙か鼻水かわからない汁を出しながら何とか越えることが出来ました。 そのとき使ったズル用スリングは自己回収できる余裕も無く、フォローに回収してもらうことに。。(´Д`;) なんとかビレイポイントまで来て、二人をビレイします。 ただ、今日使わせてもらっていたセンパイ達のロープは8mmとすごく細くて、ルベルソだとスカスカです。 ちゃんと制動効いていますが、いつもの抵抗と違うとちょっと不安になります。
2ピッチ目(III+)はフェイスから右の凹角を登っていきますが、クラックに沿って進んでいくところとか、 難易度以上に緊張しました。#2のカム使って一個とりましたが、奥が広くなんかしっくりおさまらず。。 クラックを越えて、左手にブロック階段のようなルートとその先に残置ハーケンがみえたのですが、 不安定で渡れません。しばらく悩んでましたが、右手上部にもハーケンが見えたので、そちらを登りました。 ルート的にはあっていたようです。 ただ、ここまでクランクつくりまくりでロープの流れが悪く、めちゃめちゃ重い状態で登る羽目に。。 その後、薄かぶりのところがあり、ここももがきながら何とか越えて、支点到着です。。ここで少し小休止。 というか、僕はメチャ時間掛けて登って、二人をビレイして、汗びしょびしょです。 逆に、センパイ二人は、長い待ち時間と短い行動時間のため寒そうでした。。(´・ω・`)すみません・・。 3ピッチ目(III)、出だし壁を右から回り込むように登ります。 下から見たら、階段状だし、容易なフェイスって事なので、ラクショーで登っていけると思っていたのですが、 甘かった。。(´Д`;) すでに手足プルプル、思考回路停止で視野狭すぎ。先を読んでのルート取りは出来ず、 つかめるものがあれば全てつかんで、とにかく前進って感じ(´∀`;) 1,2ピッチよりは割りとスムーズに登れましたが、まだまだです。。何とか無事にビレイポイントまでいけました。
4ピッチ目はコンテで登り、三峰山頂に到着です。 食事休憩含めて3時間半かかってましたので、1ピッチ1時間弱という驚異的な時間を掛けてしまいました。 (´・ω・`)ゴメンナサイ・・ 今日は、弓状クラックルートにいくことは止めということにし、次回に向けて取り付きの確認や、ルートを見ます。 というか、不行岳の弓状クラック、そそり立ち過ぎ。取り付きは三峰から懸垂したところで、15m程度のブッシュ。 写真右下の松が2ピッチ目取り付きで、中央右上寄りにある松までの45mロングピッチです。 右手には地蔵岳が見えます。こちらから見ると、かなりそそり立った岩峰なんですね。 今日の感じから、三峰東稜と地蔵東稜のグレードは違う気が・・・。同じ雪彦では初級ルートらしいですけど・・・。 最終ピッチを登る人が良く見えました。他にもうじゃうじゃと取り付いており、今日も地蔵はにぎやかそうでした。 その後、帰りのこともあるので、継続して他ルートへの登攀は中止とし、地蔵東稜基部まで行くことに。 東稜基部までは懸垂2回行います。温故知新ルートの下にある懸垂下降のところが、面白そうだったので、 少しだけここでフリーで遊ぶことにしました。 センパイたちはスルスル登っていきますが、僕は最後のスラブでつるっとフォール。。もう手足ボロボロです。。
今日は、リードさせてもらったことで、時間がかかりすぎて、murasuzumeリード特訓となってしまいました。 僕的にはメチャクチャ充実してましたが、申し訳なかったです。(´・ω・`) もうちょっとリード力つけておかないとダメですね。。 帰りは落ち葉に埋もれた登山道をサクサク音を立てて、下山します。 無事下山して、お互い感謝します。 あ、勤労感謝?全然関係ないです(´∀` ) |