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2007年8月19日(日) 晴れのち曇り/夕立

沢登り
氷ノ山山系西側斜面沢 本谷右俣

同行者:T氏

本日は、氷ノ山山系西側にある沢の遡行に行きました。
「因幡の山々、鳥取県東部山岳研究会編、昭和56年」にはこの滝の存在が記載されていますが、登攀の記録は
無く、おそらく今回が初登だろうということです!ワーイ(´∀` )
メジャールートと違って、脆い岩があったり、苔むして滑りやすかったりと、より慎重に行く必要がありましたが、
登り甲斐のある滝がいっぱい登攀系の沢登りでした。(´∀` )

林道終点に車を止めて水の少ない沢歩きます。近くに用水が流れており、全てそこに吸い取られているっぽいです。

いくつかの小さめの滝を越えて、15分ほど歩くと10mくらいの滝にきます。このあと10m前後の滝が連続します。

少し大きめの滝です。20m程度の滝ですが、念のためにロープを張ってもらいました。

約1時間で沢が二俣に分かれた場所に出ます。
大きな2つの垂直な滝が並んでおり、会の人が左俣を雌滝、右を雄滝として名づけております。
本日の登攀目的はこの雄滝の上部です。25mはある大きな滝です。
しかしながら、この滝は岩が脆く、ぬめりもあるため、本日は雌滝の右岸を高巻いて上部を目指しました。

雌滝の上部には大滝があります。
これは上部の小さい滝まであわせると150mに及ぶ長くこの沢で一番大きな滝です。幅も広く、前も開けているため、ここで滝を眺めながらの昼食としました(´∀` )

そのあと、急峻な尾根を巻いて、雄滝2段目上部に出ました。雄滝は3段からなる連瀑でした。すべて20m前後の大きな滝が並んでいる全長100mを越える迫力ある連瀑です。

雄滝上部3段目を登攀します。水の流れの強いところは手がかり、足がかりがいいものの、突然ポロッとはがれたり、緊張感は途絶えません。(`・ω・´)

雄滝3段を越えると細く長い水流の強い10mほどの滝にでます。これを越えるといよいよ最後の大滝が現れます。

本谷右俣最終滝です。25m+15mほどの2段の滝でした。苔生した岩の表面を削るように流れている長い滝です。
緑の屋根がついていて、水量はさほど多くも無く、非常に静かできれいな滝でした。

最終滝1段目を登攀します。ハーケンを打って支点確保しながら、慎重に登ります。
シャワーを浴びながら、手がかりをさがして少しずつ登っていきます。
全体的に脆く、油断するとするっと落ちてしまいます。岩がはがれて、なめた岩に止めることが出来ず、
一回落ちてしまいました(´・ω・`)

最終滝2段目を登ります。水の流れが強いほうが岩がしっかりしてたりするのですが、メジャールートじゃない
だけあって、常に慎重に行動しなければ何が起こるかわかりません。

13:20登攀完了し、下山します。
近くに植林があったため、踏み跡らしき道をいくも、途中で消えてしまい、急峻な尾根を木にしがみつきながら
慎重に降りました。

滝の脇の尾根を通りながらのため、いままで登攀した滝を眺めながら降ります。
上の写真は最終滝1段目です(´∀` )滝の全景が上からみえるのはいいですねー。

これは雄滝2段目。このあたりから、急に空が真っ暗になり、雨が降り始めました。

雄滝下部に巻いて降りてきたところから、土砂降りの雨に。ここから懸垂下降の連続で滝を下っていきます。

茶濁して見る見るうちに増水する真っ暗な沢の中で、モクモクと懸垂下降を繰り返して下山します。

途中で鹿の角を見つけたりしましたが、先っちょが折れていたのでポイしてきました。

2人でのパーティだったため、進行はスムーズでした。
ただ、事故があったときのことを考えると、3人はいたほうが良いかもしれません。
駐車場の前の堰堤は勢いよく水が流れ落ちてました。沢はあっという間に雨の影響うけますね。
最初の写真と比べてみてください〜

無事に下山完了してよかったです。全体的に登攀メインの沢でした。
思い出に深く残る楽しい沢でした(´∀` )

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